40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【ドル/円】 米雇用統計を受けて日米金利差拡大へ

発行済 2013-07-08 09:18
更新済 2023-07-09 19:32

ドル/円相場は、101円台前半まで上伸する展開になっている。ポルトガルの債務不安などが浮上する場面も見られたが、リスク投資環境が総じて堅調に推移する中、ドル買い・円売り優勢の展開になっている。100円台回復で上げ一服となる場面も見られたが、7月5日に発表された米雇用統計が市場予測を上回ったこともあり、改めてドル買い・円売りが優勢になっている。5月30日以来のドル高・円安水準を更新している。

6月米雇用統計であるが、非農業部門就業者数は前月比+19.5万人となっている。市場予測+16.5万人を大きく上回っている。また、5月分に関しても速報値の+17.5万人から+19.5万人まで上方修正されており、雇用環境が想定以上に良好な環境を維持できていることが確認できる。前月比+20万人の大台に近づく中、米金融緩和政策の縮小が可能な状況にあることが確認された形になっている。これを受けて7月30~31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で直ちに緩和策の縮小が決定される可能性は低いものの、9月FOMCでの縮小が決まる可能性が高くなっていることは間違いない。このため、これまで横ばい状態が続いていた米長期金利も急伸しており、日米金利差拡大の動きがそのままドル高・円安圧力に直結し易い環境になっている。

一方、国内では参議院選挙の告示が行われているが、各種メディアの世論調査では自民党の優勢が報じられており、衆参両院の「ねじれ現象」が解消される可能性が高くなっている。これは、「アベノミクス」路線が今後も継続される可能性が高いことを意味し、日本株高・円安が促され易い地合になっている。21日の投開票までは何が起きるのか分からないが、ドル高と同時に円安圧力が正当化できる相場環境に回帰しつつある。

今後1週間の予想レンジは、100.00~103.00円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます